仙台でパリのケーキが食べたくなったら カズノリ イケダ アンディヴィデュエル
kazunori ikeda individuel (カズノリ イケダ アンディヴィデュエル)
2017年5月3日(祝) 訪問
仙台で3店舗を構えるパティスリーのカズノリ イケダ氏。
彼はParisのサダハルアオキで8年間修行していた。サダハルアオキは和テイストをフランス菓子に取り入れ、洋菓子の本場パリで成功を収めている人物である。カズノリ イケダ氏は10年間のパリ修行後、地元の仙台でパティスリーをオープンさせた。彼は現在、仙台で定禅寺通り店、 南町通り店、エスパル仙台店の3店舗を構える。
本日訪れたのは地下鉄・青葉通一番町駅からほど近くの南町通り店である。
商店街から少し外れたところに彼の店はあった。
kazunori ikeda individuel ホームページより
店舗は想像よりも小さく、そのサイズ感はまさにパリの個人店パティスリーだ。内装や商品から醸し出される空気感もパリの現代的なパティスリーである。白を基調とした店内は、緑のアイテムがアクセントになっている。生菓子のショーケースには、ムースを中心としたパリを彷彿とさせるお菓子が美しく並べられている。店内には生菓子だけでなく、コンフィチュール、焼き菓子、アイスなど数多くの商品が並べられている。
日本的な心遣いも忘れていない。店内では食べる事のできるカウンタースペースが4席ほど設けられている。ドリンクは400円から500円ほどだ。
今日は初来店ということで、ホームページの一番上に位置していたPink Lady と私の好きなフランを店内で頂いた。
Pink Lady
いちごのクリーム、ピスタチオのクレームブリュレ、サブレノワゼットで構成されている。
クリームとクレームブリュレの食感は絶妙に合わせてあり、口の中でとろりと溶け合う味から店の技術力を感じる。フレーズのクレームの濃厚な味と香りは、弾けるような若さや強さがイメージされる。まさにピンクレディの名が相応しい。共に注文した硬度が高めのまろやかな炭酸水サンペリグリノが合っていた。
フラン
フランスのブーランジュリーでは定番商品のフラン。シンプルな構造なだけに味わいが深い菓子だ。バニラの香りが高いアパレイユは、すっきりとした味わいながらも卵黄の味の深さを感じる。お気に入りの茶葉で丁寧に淹れた紅茶とともにゆっくりと味わいたい。バニラの香りを邪魔しないよう、シンプルな紅茶で。
参考価格
Pink Lady 490円, フラン400円, サンペリグリノ350円, アールグレイ 400円
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サダハルアオキファンはもちろんのこと、フランス菓子が好きな人にはお勧めしたいです。ムースの口どけ感からイデミスギノ(京橋)が好きな方にも行っていただきたい店のひとつですね。 カールマルレッティ(パリ)ともモダン感が似ています。
個人的には東北らしい素材を全面に打ち出した生菓子を一つ用意してもらえると、東京など外部から来た友人に案内しやすいので嬉しいです。仙台駅近くのエスパル仙台店ではラインナップがまた違うのかな。
パティスリー・サダハル・アオキ・パリ | pâtisserie Sadaharu AOKI paris
Carl Marletti | Pâtissier | Paris